こんにちは、起業カレッジ Initial Stage主宰の伏見美映です。
自分の「知識や経験」を生かし、オンライン講座を作ることを提案しています。
あなたがオンライン起業したり、スモールビジネスを始めたりした時に考えるのが
ブランディング。
あなた自身が講師やコーチであるなら、あなたをブランドとして見せていかなければ
なりません。打ち出すものが商品でもあなたでも、ブランドを確立するためのブランディングのやり方に違いはありません。
ブランディングで大切なことはなんでしょうか?
私がずっと勤務していた外資系ブランドのマーケティングでは、常に次の3つのポイントを意識していました。
ポイント1:常に同じ印象を与える
あなた自身をブランディングする時に、「これは、私のブランドにふさわしいだろうか?
それともふさわしくないだろうか?」と考えたことはありますか?
私が勤務していた外資系ブランドのマーケティングでは、つねに考えさせられた質問です。
「ブランドとしてふさわしい?ふさわしくない?」
お客様がブランドに触れるすべての点で「ブランドにふさわしいか、ふさわしくないか」
考えています。
- 商品を取り扱う店舗としてその場所はふさわしいのか?
- 商品のディスプレイとしてふさわしいのか?
- ブランドにふさわしい表現方法なのか?
- ブランドに相応しい画像なのか?
など、大きなことから小さなことまで、常にブランディングを考えていました。
あなた自身をブランドと考えるセルフブランディングも同じことが言えます。
お客様が触れるあなたのサイト、ブログ、メール、SNSなどあらゆるところで、同じ印象を与えることが大切なのです。
どこででも同じ印象を与えることがとても重要!
そのためには、
- 同じ字体を使う
- 同じ色を使う
- 同じテイストの画像を使う
- 同じテイストのイラストを使う
など、同じものを使って、情報発信していくことが重要と言えます。
同じ印象を与えていくことで、あなたを印象付けていくことができます。
例えば、カナダの女性起業家の例ですが、彼女は自分自身のポートレート写真でも黄色の洋服を着て、彼女自身のホームページ、SNS、YouTubeのサムネイルなどには、黄色がたくさん使われています。
そんな彼女の印象は「明るく元気で、溌剌としたイメージ」
パッと華やかな黄色が、そのイメージを作り出しています。
黄色が彼女のブランディングに一役買っていると言って良いでしょう。
ポイント2:的確なブランド戦略
世界的に統一したイメージを保ちたい外資系ブランドは、国によってブランドのイメージが
異ならないようにしています。
「して良いこと」「してはいけないこと」のブランドガイドラインを作っておかないと、
ブランドのイメージは崩れてしまいます。
だから、本社の担当者はブランドを守ることにとってもシビア。
しかし、グローバルブランドでは、たまに失敗があります。
私もビックリした失敗例を挙げておきましょう。
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本社から11〜12月の商品ディスプレイプランの指示書が各国に配布されました。
それは冬をイメージしたディスプレイ。
商品を白樺の切り株に乗せ、後ろにも白樺の木を何本か置いてあります。
自然の白樺の木立をイメージしたものでした。
このディスプレイ、日本人なら、イメージできると思うんですが、いかがですか?
しかし、問題は、東南アジアのある国でした。
ディスプレイしたよ〜、と送られてきた写真は、冬のイメージとはかけ離れた初夏の
イメージ。
なんと!
商品と一緒にディスプレイされていたのはバンブー(竹)でした。
白樺が竹に変わるだけで、180度イメージチェンジ!
冬のイメージが、初夏のイメージへ大変身!
なぜこんなことが起きたのか?
その国は、一年中暖かく冬がありません。
つまり、その国には「白樺」がないのです。
その国の人たちには冬をイメージすることはできなかったのです。
「白樺は知らないけど、イメージできるのはバンブー(竹)だった」ということで
バンブーが使われたようです。
これは、グローバルブランドのブランディングの失敗例です。
世界中の国々の気候まで調べずに、本社エリアの気候に準じて商品のブランディングをしてしまった例ですね。
そもそも、東南アジアのその国の人々には、白樺の木を使った冬のイメージがない訳です。
だから、万が一、白樺の木を使って冬のイメージをディスプレイしたとしても、その国では、誰一人としてピン!と来なかったでしょう。
この時は、本社の担当者の「指示が的確でなかった」ということもあり、「これからはディスプレする前に相談してね」ということで話が落ち着きました。
自分自身をブランディングするなら、こうした間違いを起こすことはないでしょう。
しかし、世界どこへ行っても同じイメージを持たれるようにするためには、
世界各国でNGなこと・風習の違いなどを前もって調べた的確な戦略とプランが必要です。
規模は違っても、日本国内であっても同じことが言えるでしょう。
NGとなる表現は避け、常に同じ態度で自身のブランディングを行うこと。
簡単なようで結構難しいことでもあります。
ポイント3:妥協しない姿勢
外資系ブランドの会社でマーケティングをしていた時に、ブランディングで考えさせられたのが「どこまで妥協しないで粘るか」ということ。
ブランドを守るためには、ガイドラインで決めたこと以外、一切の妥協を許しません。
色使い、言葉使いはもちろん、情報として消費者の目に触れるものは全て、あらゆる点で、プライドをもってこだわっています。
その「こだわり」をどこかでなくしてしまうと、ブランドのイメージがガタガタと崩れてしまうかもしれません。
もしかしたら、その「こだわり」に周りの人は疑問を感じるかもしれません。
「そこまでしなくても。。」と言われるかもしれません。
妥協せずに「こだわり」をもって思いを伝えていくことが、商品やサービスのブランディングを完成させていくのです。
セルフブランディングでは、妥協してしまうことが多いかもしれません。
例えば色。
自分のイメージカラーは「青」と決めた。
この画像の「青」は淡い水色に見えるけど「まぁいいか、青は青だし」
自分のポートレート写真の背景は「濃紺」だけど「まぁいいか、青は青だし」
とやっていては、ブランディングをしているとは言えません。
色は全てカラーコードという番号で統一することができます。
妥協しない。
ダメなものはダメ、良いものは良い、とはっきり決断し伝えていくことです。
あなたは〇〇な人、と印象付けられるようなブランディングを心がけましょう。
オンラインマーケティングでは、特に気をつけたいことの一つです。
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